3月31日（火）、中小企業家同友会、伊予・松前支部3月例会が行われた。この中小企業家同友会では、学びを主とし、経営者や社員さんが日頃悩んでいること（経営課題）を同友会メンバーで討論しあい、お互いに向上していくという学びの会である。
　今回の伊予・松前支部例会は「とことん！討論例会」ということで、従来の体験報告例会ではなく、グループ討論の時間を大幅に増やし、来ていただいた参加者に、聞くより話すというのを主として考えた例会であった。景気の急速な悪化に伴う切実な課題に焦点をあてるため「業績を上げるために何をすべきか？」をテーマとし討論を行った。
　グループ討論に入る前にミニ報告（問題提起）として、イトマン?社長、四国中央支部長の伊藤俊一郎氏に報告をしていただいた。30分という短い時間の中で、参加者に解りやすい素晴らしい報告であった。
　その報告の途中で、「自社の強みは何でしょうか？」「自社の課題は何でしょうか？」と書かれたA4の用紙が配られた。5分間の時間を使ってその用紙に書き込んでいった。書いてみたものの、果たしてこれは自己満足的なことであって、社員、お客様、取引先、同業他社の声を聞いての答えなのかと・・・。確かにそうである。
　伊藤俊一郎氏は言った。今弊社では、自社の良い所、悪い所を社員に書いてもらうようにしていると。そうすることで客観的に見る力が養われるというのである。社員とモチベーション（やる気）を上げていく為にも、このようなことを社員全体で考えることは必要であると、改めて考えさせられた。
　「業績を上げるために何をすべきか？」というテーマの下、討論を繰り広げてきたのだが、何をやるにしても業績アップがすぐ結果に結びつくことはない。しかしこれからは自社の経営理念を念頭に置き、社員全員がその目標に向かって進んでいくことが大事であると思う。その実現の為、「満足していただこう。」「信頼していただこう。」の理念を深く追求し、私自身リーダーシップを取っていきたいと思う。
　愛媛県中小企業家同友会、伊予・松前支部の皆様、このような素晴らしい会に参加させていただきましたこと感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
　　　

てるひこ